2008年09月03日

大御所の涙

アフガニスタンでペシャワル会の伊藤和也さんが殺されました。伊藤さんが活躍した村の住民1000人もの人が伊藤さん救出に動き、皮肉にもそのことが犯人達を追い込み、足手まといになった伊藤さんを殺し突き落としたという。私にアフガンの友人家族がいる。旧ソビエトがアフガン侵攻したとき、家長は筑波大学で学位取得のため勉強中であり、国の家族の元には戻れなくなりました。テレビでの連日の報道を見て、どんなに心配し、心を痛めたことでしょう。その後アフガニスタンにいた家族は爆撃されるかもしれない恐怖の中、夜を徹してバスでアフガニスタンを逃れ、ようやくペシャワルに入り、そして日本に来ました。アフガニスタン人は家族をとても大事にし、兄弟・同胞と とても深いつながりを持ち接しているすばらしい民族です。妻の料理はとてもおいしく、家族のためによく働きます。未だに続く故郷の戦闘をどのような気持ちで見ているのか、そして、この度の伊藤さんの事件にどんなに心痛めているか、私には想像できます。故郷の我が家には数々の果物の木が植えられ、豊かな恵みを享受したという話を聞いたとき、彼らの生活が元に戻る時が来ますようにと祈ったものでしたが、いつそのときが来るでしょうか。伊藤さんは現地でそのときの実現のために働きました。伊藤さんの行動が必ず実りますようお祈りしましょう。

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Posted by ウォーク at 10:52│Comments(0)大御所のぼやき
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